自律神経系の症状

起立性調節障害ってどんな症状?

起立性調節障害になると日常生活に支障が生じやすいです。症状と原因について把握し、適切なケアを行えるように対策しておくことが大切です。

起立性調節障害の症状とは

代表的な症状として、めまいや立ちくらみが挙げられます。軽い違和感を覚えるところから始まる場合でも、体がふらつくといった自覚症状につながることが多いですがメンタル面に関係しているケースも少なくありません。

  • 気分がすぐれない
  • 頭痛がする
  • 倦怠感がある
  • 動悸
  • お腹の調子が悪くなる
  • 食欲の減退
  • 寝つきが悪くなる
  • 朝起きるのが辛い

このように多様な症状があるため、どのような病気なのか素人には判断しづらいのが実情です。したがって、少しでも当てはまるものがあれば、できるだけ早く医師に判断してもらいましょう。失神といった危険な状況に陥るケースもあるため、楽観的に考えて先延ばしにするのは厳禁です。

周囲の人が見ていても判断しづらいので、セルフチェックによるリスク回避がポイントになります。朝がつらくても昼から元気になるなど、他の人からは単なる個性としか思えないケースも珍しくありません。実際には、仕事や学校生活などへの影響が大きいので対策が必須となっています。

起立性調節障害の原因とは


主な原因は自律神経に関するもので、その調子が狂うことによって発症します。自律神経は一定のリズムで機能しているのが一般的で、交感神経と副交感神経のバランスが重要です。

朝になると前者が活性化して、夜になると後者がそのようにシフトしていきます。このリズムが乱れてタイミングにずれが起こることで、夜に寝つけなくなるといった予兆が現れてきます。

起立性調節障害と上手く付き合っていくために

たとえば、社外での活動中にふらつくと事故につながる恐れがあります。頭痛が長引く、気分がずっと落ち込んでいることで、学校や仕事に集中しにくくなり様々な点で効率がダウンすることも懸念されます。

起立性調節障害と判明していない間は、単なるさぼり癖と見なされることも多いです。まずは自分や家族が正しい知識を持つことがスタートになります。

起立性調節障害の治療の基本は適度な運動と水分・塩分補給、生活リズムの改善ですが、効果不十分な場合には薬物療法も併用します。 起立性調節障害はあまり有名な障害ではないため「これくらいで…」と放置されがちですが、重症化を防ぐためにも早期発見・早期治療が大切です。

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